2025.12.034年生が豊洲市場と水の科学館で社会科の学習をしてきました。
12月2日火曜日、小学部4年生が社会科見学に行きました。今年の社会科見学の訪問先は豊洲市場と水の科学館でした。今回の校外学習のめあては「東京都の施設や埋め立て地の様子を見学し、土地の使われ方、交通、他の地域との結びつきを理解すること。」「自分のくらしを支える水や水道の大切さを知り、学習のまとめに生かすこと。」の2つでした。
最初の見学地は、首都圏の基幹市場である豊洲市場でした。豊洲市場では、水産卸売場を中心に見学しました。セリが終了した後の時間の見学であったため、活気あるセリの様子を見ることはできませんでした。それでもガイドさんからの施設のこと、セリのこと、海産物こと等についての丁寧な説明やマグロ卸売場の様子を実際に見たり、聞いたり、匂いを嗅いだりしたことで、学園の社会科の授業で知ったこと以上の様々な学びを得ることができました。児童の何人かは水産物の匂いにどうしても慣れず、マスクをしたり、ハンカチで鼻を抑えたりしていましたが、そんな匂いも貴重な経験の1つになったのだと思います。私は母型の実家が魚屋でしたが、小学校時代には、魚類の匂いに慣れず、祖父の家に行くのが憂鬱な時もありました。今となっては、水産卸売場の匂いも祖父の家を懐かしく思い出すものとなっています。きっと、4年生にとっても、水産物の匂いは、4年生の思い出の1つになるのだと思います。その他、屋上からこの豊洲、お台場等の風景を見たことで、この埋め立て地が現在、どのような土地利用をしているのかについても知ることができました。たった2時間でしたが、皆が、この社会科見学のめあてをしっかり達成することができました。
昼食後に見学した水と自然、暮らし、技術について学ぶ施設「都立水の科学館」では、しおりの裏に書かれているいくつかの質問の答えを見付けた後、水にかかわる楽しいアトラクションを、時間が経つのも忘れて、体験をしていました。
4年生の公共の場での集団行動は、とても立派で、先生方に大きな声で指導されることもなく、仲間と声をかけながら、自主的に安全な行動等をとれていました。4年生は、5年生になると2泊3日の山中湖移動教室に行くことになります。きっと、その時にも、しっかりとした行動がとれるのだろうと思います。
後日、児童一人一人が、今回の社会科見学で何を学んだのか、感じたのか等について、ぜひ、担任の先生に聞いてみたいと思います。
