学園長ブログ

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2025.12.04本年度の不審者侵入時に備える避難訓練を実施しました。

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12月4日木曜日、午後1時15分から、杉並警察署のスクールサポーターの方をお招きして不審者が校内に侵入した場面を想定した避難訓練を実施しました。

今回の避難訓練は、通用門に挙動不審な人が児童の遊ぶ昼休みに歩いている所を教員が発見したところから始まる訓練です。教員の対応方法の確認を兼ねる避難訓練であったため、「笛を吹いて危険を児童に伝える役目の先生」「侵入したことを管理職に伝える役目の先生」「児童を校舎内に誘導する役目の先生」「放送で不審者侵入の放送を入れる先生」「警察に緊急事態を知らせる『学校110番』のスイッチを押す主事さん」「さすまた(刺又)をもって現場に駆けつける先生・主事さん」「教室等の各場所で避難指示を出す先生・主事さん」「教室で児童・生徒に避難行動を指示する先生」「児童・生徒の状況をまとめる先生」など、教職員がそれぞれの役割を果たしました。勿論、児童・生徒たちは、先生方の指示をしっかりと聞き、避難行動をとっていました。

5月に立川の小学校に児童や教員を傷つける目的で大人が侵入し、先生に怪我を負わせた事故が発生した本年は、PTAの方からの要望で、児童・生徒の在校時間帯の通用門を施錠管理したり、学園内にいる大人全員が名札・入校証を付ける約束等を徹底したりすることにしました。また、学園行事の実施時においては、教職員による校舎内外の見回り体制を強化しました。「学校110番」のボタンを押して、警察の方の乗ったパトカーが集まってくるまで、約10分といわれています。この10分の間、児童・生徒の命を確実に守らなければならないのが教職員です。今年も避難訓練終了後、警察の方から先生たちも凶器をもった暴漢を「刺又(さすまた)」を使って抑える方法や不審者が校内に侵入しにくい施設の整備、子供たちの避難の仕方等についての研修を各学年代表の先生が受けました。訓練を重ねる中で、児童・生徒を守るために必要な資質を高めていきたいと思います。

昨年も述べましたが、侵入者により8人の尊い小学生の命が奪われた「大阪教育大学付属池田小学校事件」から24年目を迎えています。あの8人の児童の尊い命が失われた悲しい事件から得た教訓を忘れてはなりません。もう一度、学園内の安全管理や児童・生徒への安全指導については、今日のような機会に再点検をしていきたいと思っています。

これからも、児童・生徒にとっての安全・安心な学園の実現に向けて、避難訓練は勿論、環境整備等など、万全たる備えをしてまいります。

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