学園長ブログ

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2022.11.26オーストラリアでの海外留学で学んできたことを報告しました。

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 11月19日土曜日の午後、杉並区立久我山会館で新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、3年ぶりに実施した令和4年度杉並区中学生海外留学(第10期)の成果報告会が行われ、本学園の代表生徒がホームステイや現地校で体験した様々なことや現地で調査研究してきたこと(研究テーマ「日本とオーストラリアの交通機関の違い」)について力強く発表しました。

 杉並区の交流都市であるオーストラリアのシドニー郊外にある杉並区の交流都市ウィロビー市を活動拠点とするこの海外留学事業は、杉並区民、事業所からの寄付による「次世代育成基金」を活用した事業となっています。

 次世代育成基金事業は文字通り、未来の日本・杉並区を担う中学生を育成するために行われる区民、区内事業者からの寄付金を活用して行われます。今回の発表と報告書からは、本学園の生徒だけではなく、派遣生の大きな学びを感じることができます。

 今後、区立学校においては、派遣生による学校ごとの報告会が行われることになっています。小中一貫教育校である本校においては、小学部の児童にも派遣生の学んだことを聞く機会をつくりたいと思います。海外の生活・文化の違いは勿論、派遣生がオーストラリアで何を感じ、どう今後に生かしていくのかを聞く機会は、海外で活躍したいという夢をもつ多くの小学部生にとっても刺激になるものと信じています。

 また、派遣生たちが将来、今回学んだこと等を生かし、国際社会で活躍する日を楽しみにしたいと思います。

 以下、本学園の派遣生の感想を紹介させていただきます。

― オーストラリアで身に付いた「 一生ものの力 」 ―

 以前は不安から積極的に活動したり意見を述べたりすることは少なかったのですが、今回の留学で、しっかり意見を表明しないと自分の思いとは180度逆方向に物事が進んでしまう環境やチャレンジ精神をもって調査に臨めた経験から、自らすすんで物事に挑戦する心と自立心がついたように感じます。

 私はこの留学で、ホームステイを初めて体験しました。最初は自分の英語がなかなか通じなかったり、逆にホストファミリーの言うことがなかなか理解できなかったりしました。しかし、ホストファミリーに質問したりして「英語」だけではなく、「ホストファミリーが今思っていること」を理解しようとした他、反対に会話する時は、文法に縛られず、「伝えよう」「相手と繋がろう」という心をもつようにした結果、会話もスムーズになり、生活が楽しくなりました。現地校体験では、バディが昼休み中に私のアンケートを配ることに協力してくれたおかげで調査がうまくいき、改めて「仲間」の大切さを実感しました。この留学は、とても貴重な機会であり、自分の視野が広がったきっかけでもありました。この留学に参加したことで、将来にも活かせる「一生ものの力」を得ることができました。最後にこの留学に関わっってくださった全ての方々にお礼を申し上げます。有難うございました。

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