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2023.11.22不審者対応訓練をしました

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 1121日火曜日、昼休みの時間に不審者が校庭に侵入し、児童・生徒に危険が及ぶ可能性があるという想定の危険回避(避難)訓練を実施しました。

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 学校内に不審者が侵入し、児童・生徒に被害が及ぶ事件としては、2001年6月8日、児童8人の尊い命か奪われ、全国を震撼させた大阪教育大学附属池田小学校事件が忘れられませんが、それ以外にも、数年に一度、発生しています。ある意味、大地震や火災よりも発生頻度が高い「災害・事故・事件」なのかもしれません。

 そのような危機意識のもと、各学校では、毎年、子どもたちは不審者侵入を想定した危険回避訓練、先生・主事さん方は、杉並警察署の方を招いた、「さすまた」等を用いた、危険人物確保の研修を行っています。今年の訓練は、昼休みに校庭に不審者が侵入した事を発見した看護当番の教員の誘導等により、校舎内・教室内に逃げ、その後、駆けつけた教員により不審者を取り押さえるというところまで行いました。訓練では、初めてパーティーで使うクラッカーのような構造で網を犯人に発射する「ネットランチャー」を使用しました。

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 訓練後、杉並警察署のスクールサポーターの方から、訓練の大切さを児童・生徒にお話しいただきました。また、教員には、不審者確保の際に気を付けること等について、講義していただきました。

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 「災いは忘れたころにやってくる。」と関東大震災当時を代表する防災学者の寺田氏が話した言葉の通り、天災だけではなく、人災も記憶から遠のき始めると災害が発生していくように思えます。私たち教職員も22年前のあの痛ましい事故を思い出し、児童・生徒の命を守れる学園運営を進めていきたいと思います。また、児童・生徒の安全確保については、登下校時まで含めると、保護者・地域の方との連携関係が不可欠となります。これまでのご協力に心より感謝申し上げます。これからもお力添え方、よろしくお願いいたします。

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