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2025.09.06震災救援所訓練と引き渡し訓練が行われました。

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9月6日土曜日、令和7年度高円寺学園震災救援所訓練(以下、救援所訓練)と引き渡し訓練が行われました。 

杉並区では、震度5強以上の地震が発生した際に、震災救援所が住民等避難及び救護活動の拠点として、区役所の職員と地域住民が協働により区立小中学校等に開設されることとなっています。
今日は、
9時45分に、この地域に震度6強の地震が発生したことを想定し、高円寺学園の児童・生徒がいる中で、被災された地域に住む方々が多数避難してきたという想定で、それぞれの組織がしっかりと機能的に動くことができるのかを確認する訓練でした。
そして、その訓練の運営には、本学園の中学生レスキューに所属する生徒もかかわってくれました。実際、庶務・情報部に所属するレスキュー隊員は、避難所受付誘導訓練、物資等配給部に所属する隊員は、物資の準備や配給の訓練、救護・支援部は、車椅子の押し方練習を加えた要配慮者支援訓練、施設管理部に所属する隊員は、マンホールトイレ・井戸使用訓練のお手伝いをしてくれました。
中学部の生徒全員が3つの訓練に参加し、防災意識を高めるとともに避難所の機能等を学びました。
訓練の最後には、小アリーナで防災についてのDVDを鑑賞しました。中学生レスキューの生徒たちも各パートで大活躍でした。
 

11時45分には、全児童・生徒の避難訓練をした後、土曜日授業で学園に参観に来られていた保護者の方々への引き取り訓練を行いました。
気温が上がってしまったため、校庭への避難を中止し、引き渡しも校庭から各教室に変更しました。
引き渡し前に全館放送で、帰宅にあたっては、お子様の通学ルートの通りにお帰りいただき、ブロック塀等、危険個所がないか確認することをお願いいたしました。
 

高円寺の一部の地域は、都内でも木造建築が密集している木蜜地域となっています。木蜜地域は、地震などで建物の倒壊や火災発生のリスクが高いと言われています。そういう地域を生活の場としている児童・生徒たちには、他の地域に住む子供たちよりも防災意識を高めていく必要があります。今日は、校庭への避難訓練を中止しましたが、訓練に児童・生徒たちがふざけず、「お・か・し・も」の約束を守り真剣に臨むよう、いつも笑顔の教員たちもかなり厳しい口調で注意等をします。当然そのような厳しい指導も防災意識等を高めるためのものです。今日行われた地域の避難所訓練に中学部生を参加させるのもまた、防災意識を高めることを目的にしています。 

国の定める防災週間は昨日まででしたが、今日一日、大人(地域の方、保護者、教員)も子供たちも学校防災、地域防災についての学びを深める貴重な機会となりました。 

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