2025.10.18生徒たちが学園の伝統の礎を築き上げてくれました。―中学部5周年記念文化祭―
10月18日土曜日、爽やかな風が吹く秋の良き日沢山のご来賓、保護者の方にお越しいただき、令和７年度中学部５周年記念文化祭が開催されました。本年度の中学部文化祭も、学年・学級合唱発表、吹奏楽部による演奏、阿波おどりの発表の３つの部と作品展示からなっていましたが、すべてのプログラムが、この間の練習の成果が発揮され、素晴らしい、皆が楽しみ感動する内容でした。特に来年３月、本学園を巣立つ９年生は、運営面でも、合唱・合奏・阿波おどりに大活躍でした。
本学園最大の文化的行事であるこの文化祭は、一昨年度から、それまで「学習発表会」として開催されていたものを、名称を変え、生徒たちの主体性をより大切にして進められています。
今回の文化祭も、合唱実行委員、阿波おどり実行委員たちが中心となり、ほとんどすべてを生徒たちが作り上げています。
合唱の部も、どの学年、学級の合唱も完成度の高いものでしたが、その中でも９年生は、声変わりが終わり大人の声になった生徒がほとんどであったことから、下学年よりも少ない５０人ほどで歌ったにもかかわらず、大アリーナ全体に響く、素晴らしい合唱となりました。７年生も中学部、初めての文化祭であったにもかかわらず、真剣に歌ったり、踊ったりする姿に小学部からの成長を感じました。８年生も素直で元気な学年色でもあることから、皆、良い文化祭にしたいという思いをもって一生懸命に歌ってくれていました。学園の最上級生になる心の準備は徐々に生まれてきているようです。
蠱惑連（こわくれん）、翡翠連（ひすいれん）による阿波おどりも連長、実行委員中心に練習を積み上げ、蠱惑連は、大きな掛け声、ダイナミックな踊りにより力強さを感じさせてくれる素晴らしい踊り、翡翠連は、高円寺の阿波おどり連の様々な動きを取り入れた、これまでの文化祭の演舞とは一味違った構成の美しい舞いを見せてくれました。２つの連ともに実行委員、阿波おどり部、９年生が皆をリードしよう、祭りを盛り上げようというと頑張ってくれていました。
今日の文化祭での生徒たちのパフォーマンス、実行委員たちの主体性、一生懸命に頑張る生徒を皆で応援しようという態度等を見て、開園以来、この５年の間に、児童・生徒たち自身の手により、学園の伝統の礎、校風が確実に築き上げあげられていることを感じました。
もう本学園は、「One & Only(唯一無二)」の学校であると思います。
11月20日には、５周年を祝う集会が実施されます。その際にも、5年間の学園生活で築き上げられてきた児童・生徒の姿や本学園の伝統の礎を披露できればと思います。
素晴らしい5周年記念文化祭になりました。
