ちいさな生き物たち:校長挨拶(R6.5.20)

校内研究

全校朝会の校長挨拶文を掲載します。

みなさん、おはようございます。
今日は、君たちの周りにいる小さな生き物たちのお話をしたいと思います。

写真は、校長室前のコウホネを育てている小さな池ですね。
この写真は、去年の冬の写真ですが、カエルの卵をここに移動してくれた児童がいました。

NHK for Schoolより
無事、カエルの卵はオタマジャクシになることができました。

NHK for Schoolより
一昨日の土曜日、保護者の方から、メダカをいただくこととなりました。メダカも小さな生き物ですが、この小さな池で元気に生きています。

朝日新聞より
小さな池には、コウホネという植物も育てていて、小さな黄色い花を咲かせます。

小さな小さな池ですが、この小さな世界でたくさんの植物や動物が暮らしています。

校長先生は、学生時代、生き物の研究をしていました。その中でもアメーバという動物をターゲットにして顕微鏡を使って研究をしていました。

アメーバの論文より
アメーバは一生の中で二度と同じ形は取らないと言われていて、ぐねぐねと動いています。このアメーバはトゲトゲがあるのが特徴で「アカントアメーバ」と言われています。このアメーバのすごいところは、自分の周りの環境が乾いていたり、餌がなかったり、危険だと察知すると、自分でシェルターのようなものを作って、中に閉じこもってしまいます。

アメーバの論文より
これが中に閉じこもったときの写真です。
先生は、この中に閉じこもっているときの、中のアメーバの様子を観察していました。

日本電子株式会社より
これは、中にはいっていたアメーバが外に飛び出る様子の写真です。
実際はこんな色をしているわけではないですが、色を付けて、写真コンクールに出して賞をもらいました。このように生き物たちもしっかりと生きています。

NHK for Schoolより
校長室前の小さな池には他にも生き物がいます。
これはミジンコです。これは少しだけ皆さんの目でも見えるかもしれません。
よく見ると、目もあり心臓もあり、血液も流れています。
このように小さな生き物たちも命を宿して生きています。

小さな生き物たちも一生懸命、この世界で生きています。
いろんな観点で物事を考えると面白い発見があるかもしれません。自分がミジンコだったらどんな風に思うかな。自分がアメーバだったら、自分が鳥だったら・・・。
いろんな観点から物事を考えられる人になるといいですね。

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