今日は「落書き」についてお話ししたいと思います。
皆さんは、これまでに落書きをしたことがありますか?
もしかすると、私は落書きをしたことがないかもしれません。それは、自分が書く文字が汚いからかもしれません。何も書いていない、きれいだったところに自分の汚い文字がずっと残るのが嫌なのかもしれません。
落書きをする人は、どんな気持ちでやるのでしょうか?
この間、区内のとある施設に出張に行った時に、もう使っていないであろう建物にスプレーでとても上手な絵が描かれているのを見つけました。あれは、おそらく建物の所有者の許可を得ずにスプレーで描いたものだと思われます。とても上手でしたが、みんなが「いいな」と思ったら許していいものなのでしょうか。
最近、学校の隣にあるわんぱく公園近くの壁に落書きを見つけました。石で削ったような線も見つけました。どんな気持ちで、その人は壁にそのような跡を作ったのでしょう?おそらく、その跡がずっと残ることまでは考えていないのだと思います。だからこそできたのだと思います。それを元の通り見えないようにするためにはたくさんの労力が必要なことまでは考えていないのだと思います。
有名な観光地でも落書きがされることがあり、それがニュースになることもあります。観光客が増えると、時にはあまりよくない影響もあります。落書きによって美しい景色や歴史ある建物が傷つけられてしまうこともあります。
みなさんは、落書きについてどう考えますか?
自分の考えや気持ちを表現するために、他人の物や公共の財産に痕跡を残すことが良いことなのでしょうか?
みんなが今使っている学校は、この地域の子供たちみんなで大切にしていくべきものです。君たちが卒業したら、さらに小さな子供たちが使うためのものなのです。
皆さんが大切にしている場所や物を、これからも大事に守り続けていくことが、今後も続く素晴らしい未来を作る第一歩です。
落書きをすること、みんなのものを大切にしていくこと、もう一度、考えてほしいと思います。

