令和7年度 園だより

11月 『我が子の成長を考える機会に』 園長 齋藤 由美

秋の風が心地よく感じられる季節となりました。園庭では、子どもたちが、運動会の余韻を楽しみながら、走ったり踊ったりと元気に笑顔いっぱいに過ごしています。運動会“不思議の森のフェスティバル”には、大勢の方にご参加いただきありがとうございました。子どもたちは、日々の取り組みの成果を発揮し、一人ひとりが力いっぱい頑張る姿を見せてくれました。保護者の皆様には、温かい応援はもちろん、競技への参加、最後の片付けまでご協力をいただき心より感謝申し上げます。また、アンケートでも多くのご意見やご感想をいただきました。何より子どもたちの成長をたくさん感じていただけたこと、そして一緒に喜んでいただけたことを、とても嬉しく思っています。
さて、毎年9月から10月にかけて、来年度の入園申し込みに向けて大勢の方が園の見学にいらっしゃいます。お子さんの将来を思い、最善の環境を選びたいというお気持ちは、親として当然です。その中で本園を選んでくださった保護者の皆様、心よりうれしく思います。皆様の願いを受け止め、一緒に子どもたちの成長を見守ることができることを、職員一同誇りに思っています。園見学にいらした方には、施設の紹介だけでなく子どもたちの主体的に遊んでいる姿を見ていただき、その中で子どもたちが経験していることをお話させていただいています。
幼児期は、遊びや生活の中で心や体をたくさん動かしたり、人との関わりを通して様々なことを感じたりし、生涯にわたる人格形成の基礎を培う大切な時期です。(幼稚園教育要領)本園では、「遊びの中の学び」を大切に、一人ひとりの子どもが自ら考え、感じ、表現する力を育んでいます。ごっこ遊びや自然物を使った遊び、体を動かす遊び、友達とのやり取り、様々なことに挑戦する気持ちなど、日々の小さな体験の中に子どもたちの学びがたくさんたくさん詰まっています。
先月、来年度の入園説明会を行いました。その中で、文部科学省作成の「幼児期の大切な学びが分かる動画シリーズの中から「幼児教育は何のため?」「遊びは学び」ってどういうこと?という動画をご紹介しました。幼児期に大切な学びについて、また遊びを通して子どもたちがどのように学びを深めているのか、またその学びが小学校の学習にどうつながっていくのかなど、園での実際の体験や先生方の工夫などが分かりやすく紹介されています。ご家庭でも視聴いただくことで「我が子の育ち」を改めて考える機会としていただけたらと思います。日々の遊びや体験を振り返りながら、お子さんとの遊びや関わりをより楽しむきっかけにしていただけたら幸いです。
運動会という大きな行事を終えて、一人ひとりの子どもたちがまたひとまわり大きく成長し、“自分は何でもできるぞ!”“新しいことにも挑戦してみよう!”“みんなで何かをするのって楽しい!”と毎日ワクワクしながら遊びを楽しんでいます。これからも、子どもたちの笑顔や小さな成長を一緒に喜びながら、丁寧に教育・保育に取り組んでまいります。保護者の皆様と共に、子どもたちの豊かな未来を見守っていけることを、とても幸せに感じています。

※幼児期の大切な学びが分かる動画シリーズ(文部科学省)
幼児教育は何のため?(約2分)https://youtu.be/MExUaZ6M3G0?si=51gceeVJZGMVb6Ap
遊びは学び“やってみたいが学びの芽”〜園における資質・能力の育成〜(約7分)
https://youtu.be/UxfAl3XWfGo?si=rfJ7csr_8gpahm1L

10月 『体を動かすことを楽しむために』 副園長 小森 三奈子

夏が終わり体を動かして遊ぶのにちょうどよい気候となってきたことで、子供園の園庭やホールなどでは、毎日子どもたちが元気いっぱいに体を動かして遊ぶことを楽しんでいます。
先月の園だよりでもお知らせしたとおり、子供園では10月に「不思議の森」をテーマに、運動会を行います。幼児が主体的に体を動かすことを楽しむことができるように先生たちは活動や環境を工夫しています。
始業式に、子供園に不思議な卵が現れました。大事そうに卵を抱えている園長先生の姿を興味津々で見ていた子どもたち。しばらくすると、園内の壁面に卵が現れます。そして、数日後、その卵にひびが入り、やがて卵が割れると、今度は園内のあちこちに恐竜が隠れていて、それを見つけるたびに、子どもたちは嬉しそうに教えてくれました。少しずつ、園内が不思議の森の雰囲気になり、様々な動きが経験できるような環境をつくっていっています。
年少組は、ガオガオザウルスの踊りを学級で楽しんでいたので、恐竜の帽子をつくることができるような材料を用意しておくと、興味をもった幼児から、自分で好きな色を選んでつくりました。できあがるとすぐに被り、恐竜になりきって動くことで、より一層手足を大きく動かす姿やリズムに合わせて踊る姿が見られました。また、ガオガオパーク(サーキット)では、草のトンネルや、岩のジャンプ台、一本橋などを用意しておくと、興味をもった場で繰り返し遊んでいます。何度も経験する中で、這う、跳ぶ、バランスをとって渡るなど、動きがよくなってきています。このように、興味をもったものに満足できるまで繰り返し取り組める環境というのは、幼児期にとってとても大切なことです。
年中組は、不思議の森の虫になって表現や運動遊びを楽しみます。親子競技でも行う玉入れは、「ハチミツを集めよう」というイメージのもとに、力を調整してねらって投げるという遊びを楽しんできたことで、目と手の協調動作や、投げる力と距離感・方向感覚、バランス感覚などが育っています。ハチミツポット(カゴ)の中が見えるようにしたことで、「たくさん入れたい!」という思いをもち、張り切って取り組んでいます。
年長組は、かけっこのように、個々の力を発揮するものだけでなく、つなとりやリレーなど、チームの仲間と力を合わせる競技もあります。つなとりの綱には不思議の森のキノコや葉っぱがついていて、どれを取ろうかチームの仲間と相談して決めて狙いに行きます。勝った嬉しさや負けた悔しさを感じながら、競い合うことを繰り返し楽しむ中で、どのような動きや体の使い方がよいか実際に動く中で体感し、力いっぱい引いたり目標に向かって全力で走ったりする姿は、さすが年長組です。
また、全学年で一緒に踊る体操「ハッピーソング」や各学年の踊りは、曲がかかると思わず体が動いてしまうほど、子どもたちは気に入っていて、腕や足をしっかり曲げたり伸ばしたりするなど、曲に合わせて全身を大きく動かして踊ることを楽しんでいます。
10月4日の運動会では、不思議の森のイメージの中で、一人ひとりが体を動かすことを楽しんでいる様子や
様々な動きを経験している様子を見て子どもたちの育ちを保護者の皆様に感じていただけたら幸いです。あたたかい応援をよろしくお願いいたします。