校長挨拶「時間をどう使うか」

学校全体

みなさんは「リニアモーターカー」という乗り物を知っていますか?

リニアモーターカーは、新幹線よりも速い次世代の乗り物で、時速500キロ以上で走ります。今まで東京から大阪まで、新幹線だと約2時間半かかっていたところを、リニアモーターカーなら1時間で行けるようになります。その速さは飛行機とほとんど同じくらいです。

でも、こんなに便利な乗り物ができる前、昔の人々はどうしていたのでしょうか?
当時、荷物を運ぶ手段は、人が歩いたり、馬に乗せたりするのが一般的でした。しかし、それでは運べる量に限りがあります。重たいお米や大量の荷物を運ぶときは、川や海を利用して筏や船で運びましたが、それでも多くの時間と労力が必要でした。
だからこそ、昔の人々は、たくさんの時間がかかることを考慮しながら計画を立てて行動していたのです。

一方、今の時代はどうでしょうか?
技術の進歩のおかげで、私たちは昔よりもずっと自由に時間を使えるようになりました。例えば、電話やインターネットのおかげで、遠くの人とすぐに連絡を取ることができますし、洗濯も手で一生懸命洗う必要はなく、機械が自動でやってくれます。このように、便利な道具や技術のおかげで、昔よりも多くのことを短い時間でできるようになりました。

でも、便利になったからこそ大切なことがあります。それは「その時間をどう使うか」ということです。
時間は、ただ過ぎていくものではなく、使い方によってその価値が大きく変わります。そして、時間はみんなに平等に与えられているものです。目標を持って時間を使えば、その1日はもっと特別なものになるはずです。

勉強をする時間、友達と遊ぶ時間、家族と過ごす時間、何でも構いません。大切なのは、目標を持ってその時間を使うことです。そうすることで、時間がただの「流れるもの」ではなく、自分の未来を作るための大切な資源になります。

みなさんの未来をつくるのは、自分自身です。時間を大切にし、充実した毎日を過ごしてください。


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