先週、池の近くで 大きなカエル を見つけた人がたくさんいましたね。
「校長先生ー!カエルー!」と呼ばれ、校長先生もみんなと一緒に見ることができました。教えてくれて、ありがとう。
あのカエルは ヒキガエル というカエルでした。
寒い冬の間、土の中でじっと眠っていたんです。
冬はとても寒く、エサもほとんどありません。だから、ヒキガエルは 何も食べずにじっとして、暖かくなるのを待っていた のです。
そして、ようやく春の気配を感じて動き出しました。
でも、何を感じたのでしょうね?
気温の変化? 土の中の湿り気? それとも、春のにおい?
とても不思議ですね。
たぶん、ヒキガエルは冬眠から覚めたばかりで、おなかがすいていたり、まだ動きがゆっくりだったりしたと思います。
そんなヒキガエルを見つけたとき、みなさんなら どんな行動をすればよいでしょうか?
ヒキガエルは、やっと目を覚ましたばかりです。
驚かせたり、むやみにさわったりすると、ヒキガエルにとっては大変なことかもしれませんね。
ヒキガエルだけでなく、相手の気持ちを考えて行動することはとても大切です。
そして、実はこのヒキガエル、松ノ木小のどこかに 卵を産んでくれるかもしれません!
ヒキガエルは、春になると池や水たまりの近くで卵を産みます。
もし学校の近くで卵を見つけたら、みんなで大切に観察して、自然の命のふしぎを学びましょう。
さて、ヒキガエルが 冬眠から目を覚まし、新しい一歩を踏み出したように、みなさんも新しいことに挑戦する季節 がやってきました。
たとえば、
「今まで計算が苦手だったから、少しでも速くできるように練習しよう!」とか、
「体育でできなかったことを、放課後にこっそり練習してみよう!」とか、
「どんな友だちにも、自分から優しく声をかけてみよう!」など、
どんな小さなことでも構いません。
ヒキガエルは、冬眠の間に しっかりエネルギーをためて、春になったら少しずつ動き始めます。
みなさんも、焦らず、自分のペースで「ちょっとがんばってみようかな」という気持ち を大切にしてください。
🌸 春は、新しい自分になれるチャンスです! 🌸
ヒキガエルのように、一歩ずつ、成長していきましょう!

