校長挨拶「自分の頭で考える」

学校全体

今日は、「考えることの大切さ」についてお話しします。

みなさんは、「これが一番いい」と言われたことを、そのままずっと信じて使い続けていることはありませんか? たとえば、勉強のやり方、友達との接し方、ゲームの戦い方など、「こうすればうまくいく」と言われたことをずっと信じて使い続ける。

でも、世の中には、「今まで一番よかったやり方」だけではうまくいかないこともあります。

おうちの人が車を運転しているときに、こんなこと、ありませんか?
「ナビではこう言っているけれど、今の時間帯だとこっちの道の方がいいんだよな」とか、
「この道は混むからやめておこう」など。
ナビやAIが出す道順よりも、今までの自分の経験や感覚の方をを選んだ方がうまくいく。

将棋の世界でも、藤井聡太さんのようなとても強いプロ棋士が、AIが「よくない」と言う戦い方を、あえて使ってみることがあるそうです。人間のひらめきや工夫のほうを大切にする。

AIや友達、大人など、誰かが決めた“正解”をそのまま使うだけでなく、「本当にこれでいいのかな?」と、自分で頭で考えて行動すること。それこそが、みなさんがこれから大きく成長していくために、とても大切な力になると思います。

AIや友達、大人の力を借りること、参考にすることもどんどんしてほしいですが、ぜひ、自分の頭で考えて、一歩ずつ、少しずつ進んでいきましょう。

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