多面的・多角的に考える

校長挨拶等

全校朝会の校長挨拶文です。

様々な立場、角度から物事を考える

ここ最近、雨が続いています。先週も3連休もほとんど雨でした。皆さんにとって、雨はどんな存在でしょうか?遊びの計画が延期になり、残念に感じることもあると思います。しかし、雨はやだなあと思うことばかりではなく、いいなあと思うこともあります。雨がもたらす様々な恵みに目を向ければ、その見方も変わるかもしれません。
雨は、地球上の水の循環に欠かせない役割を果たしています。雨がなければ、私たちはきれいな水を得られず、野菜を含む様々な作物も育てることができません。さらに、雨は水不足で枯れかけた自然に命を吹き返し、美しい景色や新しい生命を生み出してくれます。
しかし、水が原因で大規模な災害が発生することもあります。洪水や土砂災害は人々の生活に深刻な影響を及ぼし、時には命を奪うことさえあります。このような時、私たちは自然の前にいかに無力か、そして常に予防と備えが必要であることを痛感します。
今日、皆さんに伝えたいことは、物事を一方的な視点で捉えず、様々な角度から考えましょうということです。雨がもたらすものが時には良い影響を与えることもあれば、悪い影響を与えることもあります。これは雨に限ったことではありません。日常生活で遭遇する様々な事象についても、自分にとっては良いことでも、他の人にとってはそうでない場合があるかもしれません。また、子供たちにとっては良いことでも、おじいちゃんおばあちゃんにとってはそうでないこともあるかもしれません。様々な立場の人になって考えてみるという視点を持つことで、新たな発見があるかもしれません。
物事を、真正面から見るだけでなく右から見たり左から見たり、時には上から見たり下から見たりなど様々な方向から見ること、違う人物になりきって様々な立場で見ることで、より広い視野で考えることができます。このような多面的で多角的に考える習慣を身につけることが、非常に重要です。
ぜひ、今のうちから、様々な角度や立場で物事を考えることができる力を養っていきましょう。

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