ふれあい月間総括②

 6月は42件のいじめ認知について区教委に報告しています。ほとんどは6月に行ったアンケートからわかったものですが、担任等学校に直接情報をいただいたものも数件含まれています。本校のいじめ認知件数は本欄以外でも、4月の合同保護者会や「心の教育」授業地区公開講座、学校運営協議会でも報告をしていますが、今年度から区への認知数報告回数が増えているので、より細かく見とることができるととらえ、未然防止や早期発見につなげていきます。

 前述の42件ですが、単純に延べ42人が被害を訴えていることになります。そのアンケート内容や聞き取りをしていくと、加害側の児童は実は60名ほどいます。数字上では、「いじめられている子の数よりも、いじめている子の数の方が多い」現実が浮かび上がってきます。以前、この欄で、「自分のお子さんがいじめられているという割合(確率)よりも、いじめている割合(確率)の方が高いんですよ。」とやや極論的な話をしたことがありますが、こういう数字からお話をしています。科学的根拠としては乏しいと思いますが、いろんな指導場面に立ち会うので、実感としてはあります。

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