お子さんが「いじめられている」情報は、お子さんから入ることが多いと思います。中には学校での対応が不十分だったり、学校側が気付かず、見逃がしているケースもあるかと思います。その点については本当に申し訳ございません。涙ながらに被害を訴える我が子の話を聞くのも、保護者としては辛いものだと、私も親の一人としてよく理解できます。
しかし我が子が「いじめている、いじめ側に加担している」情報はどうでしょうか。問い詰めたら別ですが、お子さんから聞くケースはまずないでしょう。子どもがすすんで「自分は友達をいじめている。」と保護者に言えるのは素晴らしいことだと思いますが、これはなかなか少ないと思います。その情報は学校からが多いと思いますが、知り合いの保護者から聞く場合もあるかもしれません。そうなんです。当たり前のことなのですが、我が子について「いじめられている情報」よりも、「いじめている情報」は圧倒的に少ないんです。学校からの連絡でびっくりされる保護者の方が多いのもよくわかります。
ネット、SNS、生成AI…情報収集能力、情報選択能力の育成が叫ばれて久しいです。ICT教育では児童に、端末の基本操作に加え、世の中にあふれている情報の選択、収集能力、活用能力の育成も図っています。私たち大人も、一方向の情報だけではなく、双方向、あるいは多方向からの情報をしっかり共有し、児童の育成につなげていければと思っています。それが、私がいつも口にする、「学校と家庭は教育や子育てのパートナー」の考えです。学校も頑張ります!

