全員配膳が確認されたのち、ようやく『いただきます』になります。これも学年により差異はありますが、その後は「増やす子、減らす子」が食缶の周りに来ます。上手に増減ができない学年は担任がサポートします。そして増減の作業がひと通り終わった頃に、最初の「完食→おかわり」児童が登場し、ひと息つく間もありません。場合によっては、「牛乳じゃんけん」等の勝負事が始まることもありますし、「牛乳こぼしました。」「皿を落として割ってしましました。」「食べ過ぎて吐きそうです。」の申し出も日によってあります。
コロナ禍での配膳は、「トングやお玉を複数の児童に触れさせない。」というルールがありました。今以上に担任が配膳やおかわり業務を行っていました。今は給食当番や個人に委ねている部分は多くなりましたが、学年によっては担任がまだ行っている場合もあります。
児童の給食時間中は、教員は「昼休み」ではなく、「給食指導、配膳指導」の時間帯であり、勤務時間です。安全に喫食させるために種々の指導は当たり前と言えばそうなのですが、ゆっくり、よく嚙んで食べる時間は本当にありません。給食指導中の教員は本当に頑張っています。

