「心の教育」授業地区公開講座④

 4/26の講演の中で、「学校と保護者の連携と責任」を軸としたいじめ防止対策について話をいたしました。その中で、学校の責任として「事実確認後、迅速で正確な情報の提供を校内と家庭に行う」ということをお伝えいたしました。これは「連携」を意識した学校の方策の一つに過ぎず、学校のいじめ防止対策は実に多岐にわたっています。(HP内の本校いじめ防止対策基本方針参照)

 根本的なことである【いじめへの理解】から始まり、一番大切な【未然防止】と、その後の【早期発見、早期対応】が対応の軸になります。関係保護者との連携はもちろん重要ですが、まずはいじめが起きにくい、あるいはいろんな人が気付いて声を掛け合って未然に防止できるような環境づくりを教員と児童が一緒につくっていくことが大事です。「いじめは法律で禁止されています。」と声高々に互いをけん制し合うことより、相手を思いやる気持ちを言葉で伝えたり、ほんのちょっとの我慢、ほんのちょっとの遠慮、ほんのちょっとの勇気を意識したりすることで、他者との心の距離が縮まり、いじめの「きっかけ」となることが減っていくこともあります。

 今回講演会に参加していない4年生は5月8日に、弁護士によるいじめ防止授業が行われます。本校では年に3回以上のいじめ防止に関する授業を行うことになっています。

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