学級担任時代も含め、これまで何度も児童同士のトラブルの対応をしてきましたが、「悪口を言ってしまった。」「相手をケガさせてしまった。」「嫌な思いをさせてしまった。」ことに対して、すぐに誠意を見せ謝れる子と、そうはなかなかできない子とでは、その後の収束や解決においてかなり差があります。これはいつの時代でも、どの地域でも、どの学年でも同じことが言えます。
すぐに謝罪の言葉が出ないのは、性格と言ってしまえばそれまでですが、「謝ることは負けを意味する。」「罪を認めることで罰を受けたり、評価が下がることを気にする。」「相手が有利になることがいやだ。」などいろんな理由があると思います。しかし結果的には、「謝れる」「謝れない」で児童同士のトラブル案件のその後が大きく変わってきます。多分大人の世界も同じだと思います。謝ることがすべてだとは思いませんが、人として成長するため、とても大事な手段の一つだと私は考えます。(次回に続く)

