子どもが発する言語(大人のふれあい月間③)

 前回の記事でのトピック【死ね】は最上級の汚い言葉ですが、この言葉のほかにも、受け手が言われて嫌悪感、恐怖感などを感じる言葉ってたくさんあります。学校はもちろん、家庭や習い事など様々なコミュニティの場で子どもが使う言葉は、そのまま人格形成に影響するともいわれています。過激な言葉が日常化すれば、他人への思いやりや自己コントロール力を失いかねません。

 大人の私たちがすべきことは、子どもたちに言葉の重みを伝え、表現力を育て、暴力的な言葉を放ってしまう背景に目を向けることです。「子どもだから仕方ない」と見過ごすのではなく、未来ある子どもたちがよりよい言葉とともに育つための環境を、私たち大人が積極的に整えていく必要があります。

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