言語虐待は脳にも影響(大人のふれあい月間④)

 昔から、相手を傷つける言葉、いわゆる「暴言」は、身体ではなく、「心」に傷を残すと言われていました。だから、相手を傷付ける言葉も「暴力と同じだよ」という話をしてきた大人も多いと思います。

 福井大学子どものこころの発達研究センター 教授の友田 明美先生の研究によりますと、暴言(=親子間だと言語虐待)は心だけではなく脳にも影響(傷付く、という表現はしないようですが)があるようです。友田先生の研究は主に親子間での言語虐待に関する発表物が多かったですが、これは友達同士の暴言、教員から児童への暴言も同様と考えます。ここで友田先生の研究内容を詳しく紹介することはできないので、ご興味のある方は検索されてみてください。

 暴力は『身体』を、暴言は『心』と『脳」を傷付けます。暴言や暴力は想像以上に相手へのダメージが大きいのです。学校で、家庭で、そして地域で、もう一度『暴力、暴言』について考えていきたいです。

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