3・11の前に3・10

 今日(3/10)は、『東京都平和の日』。翌日の東日本大震災のインパクトが強く、かすんでしまうような印象すらあったのですが、とても大事な日。未だ被害の全容が解明されていないと言われているこの東京大空襲ですが、今年度は節目の80年目ということもあり、都内のあちこちで資料展等の平和イベントを行っています。

 当時の様子を知る人は当たり前ですが年々減っていきます。明日(3/11)の東日本大震災でさえ、今の小学生は全員震災後に生まれており、東京の小学生はもちろん、東北の小学生でも実際の体験者、目撃者がいないことになります。忘れたい過去(経験)と忘れてはいけない過去(経験)は、人によってそれぞれありますが、共通しているのは「心の安定」や「平和」であり、「命の大切さ」だろうと思います。

 恥ずかしいことに、本校でも中指を立てるポーズをとり相手にマイナスのメッセージを送る子、「死ね」を普通に口に出す子がいます。人や物に対して暴力行為をする子もいます。そのような行為は「辛い思いをする体験者、経験者」にならないと、わからないことなのでしょうか。明日の3・11後も、ずっとずっと課題です。

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