先週、先々週と6年生が静岡に、5年生が山梨に移動教室に行ってきました。どちらの学年も、とても立派な行動を見せてくれました。時間を守って行動する。荷物を自分でしっかり管理する。友達にやさしく声をかける。相手を想って行動する。そんな姿を、民宿の方やカメラマンさんが見ていて、「松ノ木小の子どもたちはすばらしいですね」と褒めてくださいました。でも、5・6年生のみなさんは誰かに褒められるためにそうしたのでしょうか?自分の頭で考え、自分で「こうしたい」と思って行動したはずです。
実は、世界で活躍する大谷翔平選手も、グラウンドに落ちているごみを、誰にも言われずに拾っているそうです。誰かが見ていようと見ていまいと、関係なく。でも、それを見ていた人がいた。その小さな行動に、大谷選手の「人としてのすばらしさ」を感じた人が、世界中にたくさんいました。大谷選手はきっと、「誰かに評価されたい」からごみを拾っているのではなく、「自分はこうありたい」「自分はこういう人間でいたい」という気持ちで行動しているのだと思います。
みなさんにも、ぜひ考えてほしいことがあります。それは、「自分はどうありたいか」「自分はどんな人になりたいか」ということです。その「ありたい自分」に近づくために、言葉を選び、行動を選んでいってほしいのです。だれかが見ていなくても、評価してくれなくても、自分の理想に向かって行動できる人。そういう人こそ、本当にかっこいい人です。これからも、まわりの誰かに見られているかどうかよりも、「自分自身に胸を張れるか」を大事にしてほしいと思います。

