今ここでもう一度「いじめ」を考えたい⑤

これまでいじめ防止対策推進法、定義、凡例や分類等についてこの場を借りてお伝えしてきました。読めば読むほどわからなくなる、という感想をおもちの方も多くいらっしゃることと思います。一番理解すべき「子ども自身」も、よくわかっていないことがあるのだと思います。「たたく、陰口を言う、からかうくらいは向こうもやっているし、やり返しているだけ。」という子どもには、どう対応していけばよいのでしょうか。「たたく、陰口を言う、からかうことをしているだけで、別にいじめなんかしてないよ。」という子どもに、された側、言われた側が嫌な思いをしたら、その時点でそれはいじめなんだよ、ということをわからせるためには、どう指導したらよいのでしょうか。ほとんどの子どもは「いじめよう」と思ってその行為をするのではありません。

普段からの良好な人間関係、寄り添う思い、味方だという安心感や信頼感。やはりこういったことで大人と子ども、あるいは子ども同士の関係を日々きちんとつくっていくことが、理解につながり、その先のいじめ防止につながっていくのだと思っています。こういう関係づくりに力を入れている学校を目指したいと思っています。

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