忘れられない法廷での言葉

 大阪教育大学付属池田小学校で、死亡した児童8名を含む計23名が死傷するという凶悪傷害事件が起きてからもう22年になります。すべてが凄惨で、当時現場にいた児童や教職員の恐怖感、ご遺族の深い悲しみを思うと言葉もありません。事件の詳細はここでは割愛させていただきます。

 私が今でも忘れないのが、犯人が当時法廷で話したと言われている、「門が閉まっていたら乗り越えてまで入ろうとは思わなかった。」という言葉です。校門の形状は各校で違いますが、私は門が開いているという状態にとても敏感になっています。

 児童が在校中は、東門を閉じ、有人で、あるいは施錠状態で西門を管理していただいてますが、放課後以降は下の画像にもあるように開いていることが少なくありません。学童、はまきちのほか、体育館利用者の数も多く、自転車の出入りも頻繁なので、この時間帯はつい開けっぱなしになってしまっているのだと思います。次の方のために開けておくという配慮もあるのかと思いますが、この様子を見るたびに、前述の法廷での言葉を思い出して閉めるようにしています。

 放課後であっても、敷地内には児童、教職員、保護者がいます。西門の閉め忘れにぜひご留意をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。

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